シリア内戦10年続く。ロシアは?
アノシリア内戦、何度も聞いたこの言葉ですが、もう10年も続いています。
内容 勃発
シリアで政府への大規模抗議デモが始まったのは2011年3月15日。長期独裁政権に対する民衆の蜂起、いわゆるアラブの春がシリアにも波及したかたちですが、エジプトやリビアなどで政権が崩壊したのとは違ってシリアではアサド政権と反政府勢力の戦闘が今も続いています。紛争は最終局面を迎えたと言われながら依然出口が見えませんね。
一時は劣勢に立たされたアサド政権でしたが、ロシアとイランの支援を受けて、反政府勢力から拠点を次々と奪い返し、現在は、圧倒的優勢を保っています。最終局面を迎えた内戦で、今、焦点となっていますのは、北西部のイドリブ県をめぐる攻防です。
プーチン大統領は、アサド政権を何としても存続させなければならないと考えています。ロシアにとって、シリアは中東における最も重要な同盟国であり、軍事基地をシリア国内に置いています。また、権威主義的な政治体制が民衆のデモや武装闘争で倒される事例を許せば、自国に波及しかねません。そして、内戦終結後のシリアの秩序づくりで主導権を握りたいと考えています。
ウィキペディア(Wikipedia
)シリアにおける内戦は、2011年にチュニジアで起きたジャスミン革命の影響によってアラブ諸国に波及したアラブの春のうちの一つであり、シリアの歴史上「未曾有」のものといわれている[3][4]。チュニジアのジャスミン革命とエジプトの民主化革命のように、初期はデモ行進やハンガーストライキを含む様々なタイプの抗議の形態をとった市民抵抗の持続的運動とも言われた[5]。
初期の戦闘はバッシャール・アル=アサド政権派のシリア軍と反政権派勢力の民兵との衝突が主たるものであったが、サラフィー・ジハード主義勢力のアル=ヌスラ戦線とシリア北部のクルド人勢力の間での衝突も生じている[6]。
その後は反政権派勢力間での戦闘、さらに混乱に乗じて過激派組織ISILやアル=ヌスラ戦線、またクルド民主統一党(PYD/Partiya Yekitiya Demokrat)をはじめとしたシリア北部のクルド人勢力ロジャヴァが参戦したほか、アサド政権の打倒およびISIL掃討のためにアメリカ合衆国やフランスをはじめとした多国籍軍、逆にアサド政権を支援するロシアやイランもシリア領内に空爆などの軍事介入を行っており、内戦は泥沼化している。また、トルコやサウジアラビア、カタールもアサド政権打倒や自国の安全・権益確保のために反政府武装勢力への資金援助、武器付与等の軍事支援を行った。
まとめ
単に、シリア内戦と言っていますが、結果的には、大国の事情によって振り回されているのですね。
これでは、朝鮮半島と同じではないですか。
いっそ、国を2つに分けた方がいいかもしれませんね。